毎日なんとなく同じことの繰り返しで、「自分の人生は本当にこのままでいいのだろうか」と不安になることはありませんか。
今の環境や仕事に対して退屈さを感じつつも、次にどんな行動を起こせばいいのか分からずに、立ち止まっている人はとても多いです。
本書『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』は、世界的なライフコーチであるスコット・アラン氏の著書で、人生を好転させるための具体的な方法が、100項目もの具体的なアクションに分けて解説されています。
この記事では、その中でいくつかピックアップして本書の魅力を解説していきます。
人生をガラリと変えるために、大きな大逆転劇を起こす必要はまったくありません。
大切なのは、毎日のほんの小さな行動です。
「最高の人生」へと続くショトカ(近道)は、小さな積み重ねの中に隠されています。
自分のストーリーは自分で描く
多くの人は、自分の生まれ育った環境や、過去に誰かから言われたネガティブな言葉を、大人になっても無意識のうちに引きずっています。
しかし、あなたの人生というストーリーを描くのは、他の誰でもなくあなた自身です。
誰かに遠慮して自分のやりたいことを我慢したり、周囲の意見に合わせて無難な選択を続けたりすることは、自分のペンを他人に渡してしまっているのと同じです。
もし自分のストーリーを最高に面白いものにしたいのであれば、他人に主導権を握らせるのを今すぐやめて、自分自身の意志でペンを取る決意をしなければなりません。
例えば、
- この年齢から新しいことに挑戦しても、周りから笑われるだけだからやめておこう
- 今の仕事に大きな不満はあるけれど、他に行く場所もないから我慢して続けるしかない
- もっと時間やお金に余裕ができたらやりたいけれど、今はタイミングが悪いから諦めよう
このような他人に主導権を渡してしまっていると、あなたのストーリーはどんどん退屈なものになり、最終的に深い後悔だけが残ってしまいます。
自分が望む最高の結末を思い描き、周囲の雑音をシャットアウトして、あなただけの物語を新しく書き換えていく覚悟を決めましょう。
「1%の改善」を習慣化する
何か新しい挑戦を始めようとするとき、「やるからには完璧にこなさなければならない」というプレッシャーを自分自身に与えがちです。
しかし、この完璧主義こそが行動力を著しく奪い、あらゆる物事を先延ばしにさせてしまう最大の原因になっています。
大きな山を一気に登ろうとするのではなく、「常に1%ずつの小さな改善を積み重ねていく」という極めて現実的なアプローチが大切です。
どんな目標であっても、それを誰もが実行できる小さなレベルにまで細分化してしまえば、心理的なハードルは一気に下がります。
例えば、日常生活の中で実践できる「1%の改善」の具体例です。
- 1か月で10キロの急激な減量ではなく、日々の主食の量をほんの少しだけ減らしてみる
- 半年で資格合格のために、毎日テキストを数ページ、または単語を3個だけ確実に覚える
- 仕事を一気に片付けようとせず、最初の10分間でタスクを書き出して細分化する
このように、最初は頼りなく思えるほど小さな一歩でも、毎日継続することで脳の抵抗感が薄れ、結果として長期的に計り知れない成果を生み出します。
完璧な計画を準備するために立ち止まるくらいなら、不完全であっても今すぐできる超極小のステップを踏み出す方が、はるかに価値があるのです。
恐怖と失敗を「味方」に変える
私たちが行動を起こせない最大のブレーキは、失敗することへの恐怖や、誰かから拒絶されて傷つくことへの不安に他なりません。
しかし、世の中で大きな成功を収めている人たちは、恐怖や失敗を感じていないわけではなく、それらに対する「解釈」が根本的に異なっています。
成功者は、失敗を「人生の終わり」や「恥」ではなく、「成長するためのツール」として捉えます。
失敗を恐れて安全な場所に引きこもっていれば、確かに傷つくことはありませんが、同時に成長も完全にストップしてしまいます。
例えば、歴史的な偉人たちも、実は想像を絶するような数々の失敗や拒絶を乗り越えています。
- 極貧生活の中で勤務中に小説を書いてクビになり、何度も出版社から拒絶されながら『ハリー・ポッター』を書き上げたJ・K・ローリング
- 経営者から想像力が乏しいと判断されてアニメスタジオをクビになるも、後に世界的なエンタメ企業を築いたウォルト・ディズニー
- 周囲から絶対に不可能だと決めつけられるデザインにこだわり続け、世界中を熱狂させる製品を創り出したスティーブ・ジョブズ
このように、「失敗」や「恐怖」はあなたを否定するものではなく、正しい目的地へ向かうための軌道修正のチャンスに過ぎません。
失敗や恐怖に直面したときこそ、「ここから何を学べるだろうか」と自分に問いかけ、少しの改善を積み重ねることで、あなたの人生がより素晴らしいものになります。
戦略的な計画と習慣化の技術
私たちの未来は、単なる偶然や幸運によってもたらされるものではなく、日々の細かな選択と計画的な習慣の積み重ねによって形成されます。
人生をコントロールする感覚を取り戻すためには、「未来のゴールから逆算して、今の時間を設計する」という戦略的な時間管理が極めて有効です。
10年後にどのような自分になっていたいかを鮮明にイメージし、そこから逆算して「今週すべきこと」「今日すべきこと」を明確にしていきます。
特に、一日のスタートを飾る「朝のルーティン」を最適化することは、「モチベーション」と「自分をコントロールする感覚」を最大化するために欠かせません。
場当たり的な時間の使い方を改善し、事前に立てた計画に従って主体的に動くことで、ストレスは劇的に減少し、毎日の充実感が何倍にも膨みます。
優れた習慣を一つずつ身につけ、生活の中に戦略的なシステムを構築していくことで、あなたの生産性と自信は日々ぐんぐんと高まっていきます。
「豊かさ意識」と「感謝」を胸に今を生きる
私たちは、つい「もっとお金があれば」「もっと人から認められれば」といった、自分に足りないものばかりに意識を向けてしまいがちです。
このような「欠乏意識」に支配されている限り、どれだけ多くの物や富を手に入れたとしても、心の中の乾きが癒やされることは決してありません。
真に幸福で豊かな人生を送るためには、「今すでに自分の身の回りにある、多くの恩恵や奇跡に気づき、感謝する」という「豊かさ意識」を持つことが大切です。
呼吸できていること、健康な身体があること、周囲に誰か大切な人がいることは、決して当たり前のことではなく、最高に恵まれた状態なのです。
さらに、残された時間には限りがあることを強く意識し、今日という一日が「人生最後の日」であっても後悔しないように、「今この瞬間」にすべての意識を集中させましょう。
例えば、日常生活の中で「豊かさ意識」をはぐくむための、具体例です。
- 毎晩の就寝前に、その日に起きた嬉しかった出来事を、3つだけ紙に書く
- 意識的に「深呼吸」し、気持ちと体を整える時間を1日1回行う
- 数分間だけ、なにかひとつのことに集中的にやってみる。
持っていないものに不満を漏らすのではなく、すでにある豊かさに感謝して、愛と思いやりに満ちた心で毎日を過ごしていきましょう。
今日からできる行動
まとめ
一度きりの人生を最高の物語にする主役は、他の誰でもないあなた自身です。
完璧を目指す必要はまったくありません。
まずは「1%だけ良くする」という小さな行動から始めてみてください。
また、「ないもの」を嘆くのではなく、「すでにある豊かさ」に感謝することが大切です。
今ある幸せに感謝しながら、毎日を全力で楽しみましょう。
そうすれば必ず「最高の人生」へと続くショトカ(近道)が見つかるはずです。


